言花の感情認識エンジンは、日本SGIと同社関連企業アイ・ジー・アイが共同開発した感情認識エンジン「ST」を応用したもの。STは数百パターン もの人間の声と、それに対応する感情をサンプリングしており、マイク入力された声に対して最も近いパターンの感情を出力できる。その出力パターンをLED の発色に対応させた。
NEC宣伝部デザイングループによると言花の音声/感情認識率は現在6~7割程度とのこと。しかし「この認識率は実際の人間の認識率に近いもの」という。
言花の技術は応用として携帯端末への組み込みなどが想定されるが、ゲーム機器に組み込むことで感情をゲームコントロールに利用したり、ビジネス用 途として本人認証の補佐などに利用するなど、応用できるアイデアは豊富にある三國マネージャーは話す。また言花本来のコンセプトである「言葉を聞くだけで 人とのコミュニケーションを潤滑にする」デバイスとして、インテリア雑貨やアクセサリのような身の回りに自然に置けるようなアイテムとしての登場も期待さ れるだろう。
人間がアウトプットする機能を使って何かできないか。